「キットカット」が、こんなにも愛される理由 売り上げ日本一のチョコはいかに進化したか
通常の「キットカット」の16倍も高価な“プレミアムキットカット”をご存じだろうか。現在のチョコレート市場では、“こだわり志向”、“高級志向”が強い傾向がある。このニーズに対応して開発されたのが、「キットカットショコラトリー」だ。
ワンランク上の素材でスイーツのような仕上がりに
この“プレミアムキットカット”の監修を務めるのが、1992年ヨーロッパで最も権威のある「ガストロノミック アルパジョン」において日本人最年少で優勝した経歴をもつ「ル パティシエ タカギ」のオーナーシェフ高木康政さんである。キットカットショコラトリーでは、クーベルチュールというプロのパティシエが使用するワンランク上の素材を使用するなど、どの商品もまるでスイーツのような仕上がりの「キットカット」となっている。
「アイラブフルーツ」シリーズは、果実パウダーをぜいたくに使っており、まるで本物の果物のような香りと味わいだ。「ストロベリー」、「ブルーベリー」、「ラズベリー」、「ゆず」、「パッションフルーツ」の5種類の味がある。
このようにあらゆる消費者のニーズに対応する一方で、ネスレでは生産者の生活環境整備にも力を入れている。「ネスレ カカオプラン」では、カカオの木の育成・カカオ農家サポートに取り組み、カカオが適切な労働環境の下、持続可能な方法で栽培・収穫され、かつ公正な価格で取引されているかをチェックしている。この条件を守ったカカオを使った製品は、「UTZ認証」を受けて消費者のもとに届く仕組みだ。
現在、世界の人口が増加していく中で原材料のカカオの消費量も年々増加している。だからこそ、チョコレートの未来のためにも、カカオ農家をサポートし、きちんとしたカカオの木の栽培技術を広めることにも手を抜かずに取り組んでいる。
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