あなたの知らない 北海道の歴史 山本博文監修
もともと北海道は、アイヌ民族の居住地で日本の領土ではなかった。江戸時代の松前藩は、アイヌ民族との交易で成り立っており、そのため領地を拡大することはなく、幕府も蝦夷地は日本でないとの認識だった。つまり、幕藩体制下の北海道は、倭人とアイヌが混在する地域だった。このように北海道は、本州とは違う独特の歴史をたどってきた経緯がある。本書は、ある意味、外国ともいえた北海道の歴史をひもとく。
蝦夷地や樺太は、どのように開拓されていったのか。日本とロシア・中国との交易を仲介していたアイヌの存在。三度も蝦夷地に渡った「遠山の金さん」の父など、知られざるエピソードが多数紹介されている。
洋泉社歴史新書 819円
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