リケジョが開くギャツビー欧米進出の扉

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伊達はそれでもあきらめきれず、フェイスブックのページをキャプチャーしたり、関連動画の再生回数を調べたりと、捨てがたい思いを資料作りにぶつけていた。

 


(英国のギャツビーファンのサイト。スウェーデンや北欧にも同様のページが)

 

半年も経ったころ、そんな伊達に耳を傾けてくれたのが、当時の上司であるR&D統括・中央研究所、お客様相談室担当の岡田和喜・常務執行役だった(現在、マーケティング、Eビジネス準備室統括・Eビジネス準備室担当、取締役常務執行役)。

「思い返せば相当しつこかったと思いますね」と、伊達は当時を振り返り、苦笑いする。

綿密にそろえた資料、伊達の“しつこい”熱意に岡田常務執行役もついに動いた。

「社長の前で発表してみろ」

2010年9月。ついに社長の前で「GATSBY MOVING RUBBERの欧米圏での可能性について」というタイトルで、提案を行うことができた。GATSBYの欧米圏でのウワサに気づき調べ始めて1年ちょっとが経っていた。

その翌年、2011年4月、研究所から海外事業部に異動。その半年後にはEビジネス準備室発足、その主任に異動となる。伊達の執念が実った。

 

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