ソニーが84型「4Kテレビ」をお披露目、お荷物・テレビ事業は大画面・高画質で再建図るも前途多難

ソニーが84型「4Kテレビ」をお披露目、お荷物・テレビ事業は大画面・高画質で再建図るも前途多難

ソニーは9月27日、液晶テレビ「ブラビア」シリーズの新製品で84型の4K対応テレビを発表した。8月末にドイツのベルリンで開催された家電見本市「IFA2012」で発表されたもので、日本での発売は11月23日。価格は168万円で、ソニーのテレビ製品群の中で最上位機種となる。

4Kテレビは、圧倒的に美しい画質が特徴だ。通常のハイビジョン(HD)映像の解像度が1920×1080ピクセルに対し、4Kは4倍の3840×2160ピクセル。同じ画面サイズのテレビと比べて画素数が4分の1になり、きめ細やかで美しく、臨場感のある映像表示が可能になる。ただし世の中に出回る映像コンテンツの大半がHDのため、自動的に4Kへ変換して表示する形となる。

「大画面化するとハイビジョン映像ではもの足りなくなるから、高精細化な4Kが生きてくる」(今村昌志・ホームエンタテインメント&サウンド事業本部長)。画素数が小さくなることで画面が滑らかになり、近くで見ても目が疲れず、視野角が広がるために臨場感が増すという。広いリビングの家が多い米国のみならず、欧州や日本でも積極的に4Kテレビを展開する。



■今村昌志・ホームエンタテインメント&サウンド事業本部長

 
 すでに東芝や韓国LG電子も4Kテレビを発表済みだ。対応するコンテンツが不足する中でもメーカーが先行して4Kテレビを発表する背景には、テレビのコモディティ化が大きく影響している。「パネルを買ってきてチップを加えて電源を入れると、ある程度の映像が出てくるようになった」(今村氏)。テレビは激しい価格競争に陥り、大手メーカーは軒並み業績悪化に苦しんでいる。

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