おみやげも、投資材料も 株主総会出席で大忙し 心にそよ風をもらった株主総会

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

【6月21日】

日経平均は、71円高の8824円と1カ月ぶりに8800円台回復。報道では、「ビール5年ぶり夏の増産」だという。5月28日にサッポロホールディングス(2501)を240円で1万株買っているので、いいニュースだ。

画像を拡大
山内君も佐々木君(撮影:原田伊藤)

【6月22日】

NYダウは、250㌦安の1万2573㌦と大幅安。しかし、日経平均は25円安の8798円と底堅い。商社の兼松(8020)の株主総会へ行く。4月3日に108円のほぼ高値圏で5万株売っていて、1株も持っていないが、今3月期14期ぶり(1999年中間1・5円配当以来無配)復配出来るかどうかを見極めるため、大雨の中を出席した。

株主数は2万7767名もいるのに、出席者は約50人位か。昔ながらの株主総会といった感じで、経営陣の株主総会への意気込みのなさを感じた。お金をかけなくても、パソコンで資料を作り、プロジェクターで映像を見せて説明してくれてもいいと思うのだが、これが「株主への姿勢」と見られても仕方がない。子会社には兼松エレクトロニクス(8096)という無借金企業があるというのに。

【6月26日】

6月権利付き最終売買日。介護関連のユニマットそよ風の株主総会へ。217拠点で約7000名が働いているそうだ。渡邊信義社長は「『2015年問題』とは年金支給バランスが著しく崩れること」と言っていたが、改めて調べてみると、今後3年間で昭和22年から24年生まれの「団塊の世代」が全て65歳以上になり、年金の全額が給付される。一方で年金保険料などを負担する側の人は減少、社会保険の負担と給付のバランスの不均衡が高まるのだ。

総会終了後は手作りデザートを作ってきてくれた各施設のスタッフもエプロン姿で登場。簡単な懇親会があったのだが、こういうのは、お金はかかっていないが、とても気持ちが伝わるな。終わって急いで東京テアトルの総会へ行き、12時近くになり終わる寸前だったが、受付で議決権行使書を出す。おみやげ(ホテル西洋銀座のマカロンと紙パックのソフトドリンク、1000円のお食事券1枚)をもらっただけでそのまま帰った。

【6月27日】

高砂熱学工業(1969)の子会社となった丸誠(2434)の株主総会へ。ほとんどの人がスーツ姿で関係者ばかりのようだ。必要のないところで拍手があり、いかにも総会の練習をしましたといった感じがした。誰も質問する人がいなかったので、私が子会社になって業績に影響があるのか質問したが、特にないようで期待ハズレだった。30分位で終了。おみやげは1000円の図書カード1枚。東京電力、実質国有化を決定。総会時間5時間半とは対照的だ。

【6月29日】

EUファンロンパイ大統領の発言で投資家心理改善。11時59分、日経225先物9月限ラージ1枚、9000円で売り、4万9440円の利益確定。買いは5月14日、8950円で。6月4日には8300円まで下落し、65万円の評価損を抱えたが利益確定出来て良かった。今年の225先物売買は、6勝全勝で43万4404円の利益。日経平均は132円高の9006円と終値でも9000円台回復でちょっと一安心。

内田 衛 カリスマ投資家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

うちだ まもる / Mamoru Uchida

個人投資家。高校時代から株の取引を開始。平成バブル崩壊で多額の借金を背負うが、自力で全額返済して大復活。大学卒業後、大手生保勤務後、フリーに。FP資格を持つ。現在の運用資金は3億円以上。株式投資では中長期、低位株投資が基本。株式のほかに、株の利益で収益不動産投資も行う。2007年8月からは『オール投資』(現在休刊)で5年以上にわたり投資日記を連載、大人気を博す。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事