「たこ焼き器」は食卓に革命を起こしていた 食コミュニケーションを後押しするツールに

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定番のホットケーキミックスをたこ焼き器でベビーカステラに(上の画像をクリックするとクックパッドのレシピにジャンプします)

こうしてみると、クックパッドのレシピ作者さんたちがいかに創意工夫してたこ焼き器を活用し、驚きのレシピを開発しているかわかっていただけるだろう。

そして、これらのレシピにはつくれぽ(みんなのつくりましたフォトレポート)が多数ついており、「おいしくできた!」「また作ります」などの称賛の声が届いているのである。

このたこ焼き器レシピの人気の理由は以下の3点があげられる。

(1)たこ焼き器で作ると、一口サイズのメニューが簡単に一気に作ることができること

お弁当にもぴったり!一口サイズのオムライスもたこ焼き器で(上の画像をクリックするとクックパッドのレシピにジャンプします)

(2)「たこ焼き器なのに」という、SNSで盛り上がりやすいネタになること

(3)たこ焼き器はダイニングテーブルで作るものであり、料理の作り手もダイニングに出て調理ができ、キッチンにこもらなくていいこと

中でも、(3)のキッチンとダイニングの境界線をなくした点には注目だ。おうち女子会といったシーンで、もてなす側も調理をしながらみんなでワイワイ盛り上がることができるたこ焼き器は、大活躍アイテムとなっていったのである。

「スキレット」はあのニトリが火付け役に

残りのカレーもスキレットでおしゃれに変身(上の画像をクリックするとクックパッドのレシピにジャンプします)

もうひとつ、注目したい調理グッズが「スキレット」だ。スキレットとは鋳鉄製のフライパンのこと。本来アウトドアで人気だったアイテムだが、その性能の高さが注目されて、2015年後半からじわじわおうちごはん分野にも進出した。

保温性が高く冷めにくいこと、そのままオーブンで使用できること、そのビジュアルのよさからそのままテーブルに出すとカフェっぽくおしゃれになると、いま人気を博している。

多くの人がスキレットを知るようになったきっかけは、家具・インテリア量販店「ニトリ」がオリジナルスキレットを販売したことだ。一個500円未満で買えるということで「ニトスキ」という愛称で大ブレイクし、一時は各店舗で品薄状態が続いた。

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