「空気」と「世間」 鴻上尚史著

「空気」と「世間」 鴻上尚史著

「場の空気を読む」「あいつは空気が読めない」などという時に使われる「空気」。この言葉は「世間体が悪い」「世間に申し訳ない」などと言う時に使う「世間」がカジュアル化したものだと人気演出家である著者は分析する。

そこには、空気が読めず、世間を騒がせる奴は社会から退場しろという暗黙のメッセージが含まれる。こうした息苦しい状況が、いじめや無差別殺人、果ては戦争(戦艦大和の特攻的出撃はその場の空気で決まったというエピソードまである)にまで発展しうるという。だから、その場の空気には誰も逆らえない。

日本人を縛るこの悪しき「空気」と「世間」の正体を突き止め、そこからどうやって脱出するのかを論じる。

講談社現代新書 777円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 就職四季報プラスワン
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 今見るべきネット配信番組
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
地銀 最終局面<br>首相が追い込む崖っぷち

遅々として進まなかった地銀再編。しかし菅義偉首相は明確に踏み込みました。全国の地銀はどう動くのか、現状を徹底取材。今後起こりうる地銀再編を大胆予測。さらにビジネスモデルや行員の働き方にも注目し、地銀が生き残る道について探りました。

東洋経済education×ICT