人生はバック転だ!…のビジネスモデル《それゆけ!カナモリさん》

 

■40歳からでもバック転できるんです

 8月3日付け日経MJ「TREND BOX」に紹介された「バック転だけをひたすら練習するマニアックなスクール」。幼少期に見たマンガや特撮テレビドラマの影響で、バック転に密かにあこがれる大人が多いことに目をつけた、という。

アクション女優・秋本つばさが主催する同スタジオには、アクション・アクロバット・ダンス・カラダ作り・エクササイズ・リラックス系まで18種類51のクラスがあるというが、バック転ができるようになることに特化した「バック転クラス」は目下、人気ナンバー1クラスだという。

このクラスの売りは、何といっても「体験クラス」で、スタッフのサポートを受けつつ、その1回のクラスでバック転の「疑似体験」ができるということ。

大人の習い事はブームである。そして、そのポイントは「手っ取り早く希望を叶えてくれること」にある。例えばピアノ。子供なら「エリーゼのためにを弾きた~い」といっても、「基本が大事!」と、延々と「バイエル」を50~60番ぐらいまで練習することになる。

オトナ向けの教室は「戦場のメリークリスマスが弾きたい!」といえば、時間はかかっても、そこに向けた挑戦をさせてくれる。

「バック転」のさらにいい所は、「時間はかかっても」というイメージを払拭してくれることだ。「スタッフのサポートで、疑似体験はすぐにできる」と聞けば、「逆上がりみたいなものか!」とイメージがしやすい。きっかけを覚えれば、習得に時間はかからないだろうと思えるのだ。

この、「できる感」。顧客の潜在ニーズを引き出し、それに対して、「すぐに成果が出る」と理解させることは、全てのビジネスにとって重要なポイントであるといっていい。

しかし、カンタンにできてしまってはビジネスにならないだろう、と思うとそうではない。疑似体験の後、1人でバック転ができるようになるための、バック転の習得を目標にした身体づくりを行うクラスが用意されている。

 

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