今こそ知りたい消費税 林信吾、葛岡智恭著
導入されて20年がたち、消費税はすっかり定着した。消費税導入時の竹下内閣は新たな税制の施行に当たって政策目標として、財政再建、社会保障の充実と同時に企業活動に配慮した税制改革を掲げた。日本は租税国家であり、国民の納める税金以外に収入はないに等しい。赤字国債の発行、つまり国の借金はそのまま国民の借金になるだけに社会保障費、すなわち福祉の水準を保ちつつ国家財政を立て直すためには、増税論議は避けて通れない。ただし、消費税率を引き上げたとしても、それがきちんと福祉の財源に回される保証もまたない。
フリージャーナリストの著者は、目指す社会の実現に税金をどう活用していくか、「税制選挙」を提唱する。
NHK出版生活人新書 693円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事