カーシェアは「オーナー制」で断然面白くなる 「ビールのメディア」に成功の道はある?

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Q. ビールに特化したメディアを作りたい

世界のビールのメディアサイト・アプリを作ろうと思っています。世界各地にはさまざまなビールがありますが、日本国内でもなかなか購入できないものもあります。

今のところビールに特化したバーティカルメディアがないため、需要があるのではと考えております。

また、ECも今後検討していく方向で考えております。ビールのメディアは需要があると思いますか。また、何か追加した方がよいアイデアがあれば教えていただければ幸いです。

夏野さんの見解は?

ビールならリアル店舗の方が現実的?(写真:nobu / PIXTA)

A. 「デアゴスティーニ型」はアリかも

ビールはたくさん種類があるのですが、ワインと違い「必ずこれじゃないといけない」というほどブランドのスティッキネス(吸着力)が希薄で、かつビンテージの概念もないので、難しいかもしれません。

実際に、楽天で検索すると結構世界のビールが買えます。ビールで勝負するならネットよりビアバーをリアルで経営する方がいいかもしれませんね。ビール好きは集まって飲みたがるし、いろいろ試したがるので。

一方、デアゴスティーニや頒布会型にして、月会費を払うと毎月いろいろな世界のビールが届けられるというビジネスモデルもアリかなと思います。ビール専門のECサイトというのがいちばん儲からないのではないでしょうか。

それでもどうしてもやるんだったら、BtoBの卸ビジネスはアリです。

夏野 剛 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授

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なつの・たけし

早稲田大学政治経済学部卒業、東京ガス入社。米ペンシルベニア大学経営大学院ウォートンスクール卒(経営学修士)。NTTドコモでiモードの立ち上げに参画。執行役員マルチメディアサービス部長を務め、08年に退社。現在は慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、DLE、GREEの取締役を兼任。経産省所轄の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー現任。ダボス会議で知られるWorld Economic Forum の“Global Agenda Council”メンバーでもある。


 

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