新設相次ぐ有力私大付属、大学合格実績で存在感示すが、ブランド力の見極めも必要《本当に強い中高一貫校》
付属校の魅力は大学のブランド力次第
“付属校”の魅力は、大学推薦の保証と、その大学のブランド力によって決まる。推薦枠を限定して付属校の魅力を捨てるのであれば、“進学校”になるなど中学・高校自体の魅力を増すしかない。
付属校を見る場合に考えなければならないのは、付属・系列校の魅力を決定する要素の一つ、大学のブランド力が不変ではないということだ。下のグラフにあるように、少子化に伴う受験生の減少で、08年の大学・短大合格率は89%まで上がった。今の受験生の親世代との差は30ポイント以上になる。大学に入りやすければ、入学保証を得るためにわざわざ付属に行く必要はなくなる。付属校選びでは「この大学は将来もブランド力を保っているのか」ということも念頭に置いてみる必要がある。
(週刊東洋経済)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら