「本命チョコ」を超えた「友チョコ」の醍醐味 一年で最も盛り上がるバレンタイン最新事情
つまり、友チョコの大量生産には、コストや材料・器具のハードルが低いことがポイントである。そのポイントをふまえ、編集部が今年注目しているメニューが「製氷皿チョコスイーツ」だ。
クックパッド編集部注目!「製氷皿チョコスイーツ」
これは、冷蔵庫備え付けの製氷皿や100円ショップなどで売られているシリコン製の製氷皿に、チョコレートなどを流し込んで固め、抜くというシンプルな作り方だ。
製氷皿というワードだと冷たいスイーツを想像するかもしれないが、あくまでも製氷皿は型として使うだけのため、どんなメニューでも対応可能。一気に流し込んで、一気に抜くのであっという間に大量生産できる。しかも製氷皿自体が家にもともとある、もしくは買っても100円という安さが、友チョコレシピ向きと断言できる。
実際にクックパッドで「製氷皿で作れるレシピ」の検索をしてみるとチョコレートから、チョコタルト、チョコチーズケーキやチョコようかんなど、レシピの幅広さに驚かされる。
作り手自身が楽しむイベントになった
完成したビジュアルをみても、まさかあの一家に一つはある製氷皿で作ったとは思えない。
贈った相手に「どうやって作ったの?」と聞かれ(友チョコなら相手も手作りしている分こんな問いをしてくれることが多い)、「実は製氷皿でね……」と盛り上がるのも、製氷皿スイーツならではの楽しみだろう。
特別なグッズを使わない、コストは最小限、でも楽しく作れる要素は必須……クックパッドの友チョコレシピはどれも生活に密着したアイデアばかりだ。これらは、バレンタインというイベントを心から楽しみたい、そうポジティブに参加するからこそ、生まれたものなのかもしれない。
今年1月にクックパッドで実施したアンケートでは、バレンタインにお菓子を「手作りする予定がある」「未定だができれば手作りしたい」と回答した人が7割を超えた。手作りする理由では、「作るのが好きだから」が6割を越え1位となった。また、「手作りだと喜ばれるから」、「手作りだと思いが伝わるから」という回答を抜いて「バレンタインのイベントを楽しみたいから」という回答が約5割だった。
いまどきのバレンタインは、相手に喜んでもらうだけではない、作り手自身が楽しむイベントになっているのだ。普段は日々の生活ゆえ、「作らなければならない」のが料理。もしかしたらバレンタインは、女性たちをそうした義務から解き放ち、一年でいちばん、心から料理を楽しめるイベントなのかもしれない。
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