鴻海CEO、「シャープは週内に決定する」 「今後100年存続させたい」

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 1月31日、シャープ買収に動いている台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴー)CEOは、シャープが今週中にホンハイ提案を受け入れるかどうか決定するだろうとの見方を明らかにした。写真は都内で2015年7月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[台北 31日 ロイター] - シャープ<6753.T>買収に動いている台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業<2317.TW>の郭台銘(テリー・ゴー)最高経営責任者(CEO)は31日、記者団に対し、シャープが今週中にホンハイ提案を受け入れるかどうか決定するだろうとの見方を明らかにした。

さらにシャープに提示した買収案に自信を示すとともに、同社を他の企業と統合する計画はないなどと述べた。

同氏は30日に日本でシャープ経営陣と面会した。同氏は記者団に対して「(シャープ買収提案は)単に資本を提供するのではない。企業家精神を持ち込み、社員との文化の共有を目指している」と述べた。また、買収後も日本人が経営へ参加することを望んでおり、社員を維持する、との考えを示した。

さらに、シャープのブランドを維持し、シャープを他の企業と統合させる計画はないとし、「シャープを解体するつもりはなく、今後100年存続させたい」と強調した。また、同社の買収提案が日本政府の意向と対立しているとの見方を否定、日本政府はホンハイが業界活性化を支援することを歓迎していると述べた。

同氏はシャープが5日までには最終決定を下すと期待しているとし、買収がうまくいくかとの質問には「自信がある。われわれの条件は他よりもずっと良いと思う」と語った。しかし、買収提案の詳細については明言を避けた。

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