7)山手線と埼京線・湘南新宿ラインが遠いJR渋谷駅
同じ渋谷駅では、JR山手線と埼京線・湘南新宿ラインの乗り換えにも時間がかかる。埼京線・湘南新宿ラインの走る路線は、かつての貨物専用線を利用しているため、山手線と並行してホームを設置するスペースがなかった。そこで、苦肉の策で南にずらしてホームを設けたのだが、乗り換えにはなはだ時間がかかることになってしまったのである。渋谷駅から特急に乗るのでなければ、恵比寿や大崎で乗り換えたほうがよいかもしれない。
湘南新宿ラインと言えば、武蔵小杉駅で東横線に乗り換えるのもはなはだ時間がかかる。多摩川を渡って、神奈川県に入ってしまうので、番外としておこう。
8)東京駅の総武快速線と東海道新幹線
東京駅で他線から京葉線に乗り換える際の不便な状況は、前回の記事で述べたとおりである。このほか、巨大で混雑が激しい東京駅では、丸の内側地下5階にある総武線快速・横須賀線ホームから八重洲側にある新幹線ホームへの移動も距離のみならず、人混みをかき分けながらであるから大いに疲れる。
総武線快速から東海道新幹線に乗り換える場合、指定席利用なら、東京駅ではなく品川駅を利用するのがおススメである。総武線からの直通電車が停車する品川駅ホームは、東海道新幹線ホームの隣だからだ。
関西方面から千葉方面へ向かう場合も、品川駅で総武線直通の快速電車に乗り換えれば、新橋、東京駅で下車する人が多いことを考えると、品川で乗り換えたほうが、座れる確率も高まる。
地下鉄は路線同士の「相性」次第
9)地下鉄3線がバラバラな池袋駅
丸ノ内線、有楽町線、副都心線の3線が乗り入れる東京メトロの池袋駅も各線がバラバラに散らばっている感じで、乗り換えが不便だ。有楽町線と副都心線の乗り換えは、可能なかぎり池袋駅以外で行ったほうが無難であろう。
10)路線によっては不便な地下鉄大手町駅
都心のビジネス街の最寄り駅大手町駅は、東京メトロ4線と都営地下鉄三田線の5つの路線が入り乱れている。
そのうち丸ノ内線と半蔵門線、半蔵門線と千代田線の乗り換えは比較的スムーズであるが、丸の内線、半蔵門線と東西線の乗り換えはいったん改札口を出て、地下街を通り抜け再び改札口を通るという煩雑なことになっている。ラッシュ時は大変混み合い乗り換えに時間がかかる。
都心は多くの地下鉄路線が乗り入れていて、慣れない人は使いこなすのが至難の業であろう。乗り換えに手間のかかる駅はまだまだあるけれど、このあたりにしておこう。
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