ロシアが千島列島へ日本企業の誘致を計画  漁業開発で直接投資呼び込み目指す

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 1月25日、ロシアのトルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は、クリール諸島(北方領土を含む千島列島)の漁業開発で外資を誘致する考えを明らかにした。ダボスで22日撮影(2016年 ロイター/Ruben Sprich)

[ダボス(スイス) 25日 ロイター] - ロシアのトルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は25日、クリール諸島(北方領土を含む千島列島)の漁業開発で外資を誘致する考えを明らかにした。

日本企業に優先権を与えるが、日本企業が名乗り出ない場合、別の外国企業を受け入れる方針だという。スイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の場で述べた。

同氏は「クリール諸島を迅速なペースで開発したい」と強調。「漁業や養殖業に理想的な状況だ。日本企業を誘致し、合弁事業で優先権を与える用意がある」と説明した。

同時に「日本企業がこれを辞退するなら、われわれと協業する意志のある別の企業を探す。他の海外投資家が大きな関心を示す可能性がある」と述べた。農業に関しては、中国との協力も検討しているという。

日本はロシアの領有権承認につながる行動を避けて、過去にこうした提案への関心を示したことはない。

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