ニュースを制する拡散インフラはどこなのか Facebook、Apple、Google「頂上決戦」の行方

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Facebookが繰り広げるGoogleやAppleとの激しい競争が、どのような影響をあたえるのか(写真:ロイター/アフロ )
この記事はデジタルマーケティング戦略に特化したメディア「DIGIDAY[日本版]」(運営:インフォバーン)の提供記事です

情報消費からソーシャルメディアが欠かせなくなっている。

グローバルな情報拡散のインフラとなったFacebookが、デジタルメディアに持続可能な収益源を提供するようになるのか。Facebookが繰り広げるGoogleやAppleとの激しい競争が、世界的な情報拡散をいかに変え、デジタルマーケティングへどのような影響をあたえるのか。2016年は無数の分かれ道から、そのひとつが選び出される年になりそうだ。

BuzzFeedの動画ブランド「Top Knot」とは?

そのひとつのいい例が、BuzzFeedのFacebook動画ブランド「Top Knot(トップノット)」だろう。Webページではなく、FacebookページとFacebook動画から情報を拡散する。BuzzFeedの媒体だと知れる要素はほとんどない。分散型とは少し異なる「Facebook一点張り」のメディアだ。

「Top Knot」のテーマは、女性のヘアアレンジに的を絞っている。メディア名の意味は、若者の間で流行する「お団子ヘア」を指し、制約は「頭のてっぺん(Top)をまとめる(Knot)」という点だけ。日々さまざまな方法が編み出される、若者の流行だ。

「Top Knot」は2015年10月初旬にローンチされたばかりだが、11月にはFacebookページのページビュー(PV)数で上位にランクイン。「いいね」数120万超、通算2億ページビューを叩きだした。再生回数100万回を超える動画が多くあり、上記の「5人の女性に変身する1人の男性(1 Man Transforms Into 5 Women)」は1200万回超の再生回数に獲得している(参考:ウォールストリートジャーナル)。

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