WBCナマ観戦で感じた侍ジャパン応援団の課題《若手記者・スタンフォード留学記 30》

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今回はコラムの更新が遅れ、大変申し訳ございません。今学期は、スタンフォードに来て以来、最も多く授業を履修したため、ここ数週間、学期末の最終レポートに追われておりました。

しかし、正直に言うと、それだけが、遅延の理由ではありません。実は、WBCの侍ジャパンを応援するため、急遽、サンディエゴへと向かうことにしたのです。

当初は、レポート執筆に専念するため、テレビ観戦で我慢しようと思っていたのですが、「西海岸に住んでいる日本人として、このチャンスを逃すなんてありえない」と愛国者を自認するロサンゼルス在住の友人に諭され、重い腰を上げました。

 レポートが終わっていなかったため、ロス行きの飛行機、ホテル、さらには、太陽サンサンのビーチですら、パソコンに向かわざるをえず、サンディエゴを存分に堪能することはできませんでした。が、それでも「一念発起してよかったと思う」最高の旅でした。

私が観戦した試合は、残念ながら、韓国に4対1で敗れてしまいましたが、いろんなことを考えさせられる、貴重な経験になりました。

ということで、今回は、WBC観戦を通じて感じたことを、書き連ねたいと思います。

男・村田と松坂夫人

まずは、ミーハーな話から。

日韓戦前日、サンディエゴで1つしかないという焼き鳥屋、その名も「野球鳥」という店に出向きました。そこで、焼き鳥をほおばっていたのが、男・村田こと、横浜ベイスターズの村田修一選手。周りのお客さんは、ほとんど気づいていなかったのですが、私はすぐに気づきました。私は、人の”名前”を覚えるのは大の苦手なのですが、一度でも会ったり、テレビで見たことのある人の”顔”は、ほぼ完全に覚えています。

有名人のプライベートを邪魔するのは気が引けたので、サインはお願いしませんでしたが、村田選手の第一印象は、屈強なプロレスラーという感じ。「あまりに腹が出ているので、スポーツ選手とは思わなかった」と私の隣に座っていたおじさんが、失礼なことを言っていました(そのおじさんのほうが、断然腹が出ていたのですが)。

それはともかく、その後、村田選手が、私と同じ福岡出身の九州男児ということを知り、すっかりファンになってしまいました。WBCは、村田選手のように、一流なのに全国区ではない選手が、脚光を浴びる絶好の機会です。

日韓戦でも必死に応援したのですが、残念ながら、肉離れで戦線を離脱してしまいました。ぜひとも、侍ジャパンには、村田選手の体を張った奮闘に応えるためにも、ぜひ優勝してほしいものです。

目にした、もう一人の有名人が、球場にいらした松坂夫人の柴田倫世さん。

お母様とおぼしき方と観戦していましたが、テレビで見るより、顔が小さくて、美しかったです。最近はファッション誌などでも活躍されていますが、松坂選手の充実振りを見るにつけ、きっと柴田さんはすばらしい奥さんなのでしょう。そういえば、柴田さんも村田選手と同じく福岡出身。なにかと福岡と縁がある一日でした(笑)。

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