子供の貧困が小学校教師を激しく疲弊させる理由
就学援助率という指標で見て、子どもの貧困が小学校教員の労働時間を増加させることが統計的に明らかになりました。
就学援助とは学校教育法に定められている制度です。
「経済的理由によって就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村が必要な援助を与えなければならない」とされています。
就学援助率は、地域の公立小中学校の児童生徒数全体に占める就学援助の対象となっている児童生徒数の割合です。
分析の結果、就学援助率が1%増えると、小学校教員の労働時間が週15分、月に1時間増加することが明らかとなりました。
一方、中学校においては有意な差は見られませんでした。
この労働時間の違いは、どこから生じているのでしょうか。
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