もし、あなたが、余命3カ月と告げられ、最期はどこで迎えたいかと聞かれたら?
「病院ですか?」それとも「家ですか?」現在、8割の方が病院で亡くなりますが、住み慣れた自宅で「楽なようにやりたいように後悔しないように」最期まで生きていく選択肢があるのです。
新著『ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで』では、愛媛県で在宅医療を始めて20年の、たんぽぽ先生こと永井康徳先生と患者さんの実話が漫画で紹介されています。
本稿では同書から一部を抜粋し、たんぽぽ先生が、在宅医療をめざすきっかけになった、初めて点滴をせずに看取った102歳の明子さんのお話「102歳の大往生」をお届けします。
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永井 康徳
医療法人ゆうの森理事長 たんぽぽクリニック医師
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ながい やすのり / Yasunori Nagai
2000年に愛媛県松山市で在宅医療専門クリニックを開業。職員3人、患者ゼロからスタートする。「理念」「システム」「人財」において、高いレベルを維持することで在宅医療の「質を高めること」を目指してきた。現在は職員数約100人となり、多職種のチームで協働して行う在宅医療を主体に入院、外来診療も行う。2012年には市町村合併の余波で廃止となった人口1100人の町の公立診療所を民間移譲した。このへき地医療への取り組みで、2016年に第1回日本サービス大賞地方創生大臣賞を受賞。全国での講演会や専門職向けの研修会など、在宅医療の普及に積極的に取り組んでいる。
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2002年より名古屋を拠点にイラストレーターとして活動を開始。コミックエッセイをはじめ、犬や猫のゆるキャラマンガ、広告イラストや、アニメも手がけている。ねこまきとの共著に70万部超の大ヒット「ねことじいちゃん」シリーズ(KADOKAWA)や、心がほっこりする「トラとミケ」シリーズ(小学館)など人気作品が多数ある。
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