松本人志「訴え取り下げ」も復帰を遠ざける"疑惑" 完全復帰はかなり難しい…今回の「一番の問題点」は?
お笑いタレントの松本人志さんが、女性に対して性行為を強要したという『週刊文春』の記事について、文藝春秋社に訴訟を起こしていたが、11月8日、訴えを取り下げるとの声明が出された。
今回の取り下げには、松本さんが早期に芸能活動を再開させたいという意図があるという声も聞かれる。
本件に関して、松本さんの所属する吉本興業は「活動再開については、関係各所と相談のうえ、決まり次第お知らせする」という表明を出している。この文章を読むと、たしかに活動再開を意図しているように読める。
しかしながら、松本さんの復帰はそう容易ではないと筆者は考えている。最低でも、数カ月の謹慎は必要になるだろうし、下手をすれば、地上波には復帰できない可能性もある。
性加害はなくても、性行為があったら…
法律の専門家が指摘しているように、口頭弁論の後での取り下げは、相手側、つまり今回のケースだと文春側の同意を得なければ効力を生じない。
文春側も「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するおわびを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取り下げに同意することにしました」と表明している。
つまり、松本さん側だけでなく、文春側もこれ以上争う意向はなく、係争はひとまず終了ということになるだろう。
ただ、松本さんが以前と同様に芸能活動に復帰できるかと言えば、それは別問題となる。焦点となるのは、性行為の強要があったのか、あるいは同意だったのかという点なのだが、この点は依然として曖昧なままである。
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