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与党過半数割れは「政治とカネ」決着の好機だ 総選挙で敗北、石破首相に望む改革への意欲

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丸川珠代衆議院議員候補を応援する石破茂首相
裏金問題が発覚した丸川珠代衆議院議員候補を応援する石破茂首相。一貫性を欠く対応が有権者の信を失う一因となった(撮影:尾形文繁)

第50回衆議院選挙(10月27日投開票)で自民・公明の与党は歴史的な大敗を喫した。両党の議席は215議席と過半数(233議席)を大きく割り込んだ。

自民党は政治資金パーティーの裏金問題で有権者から痛烈な批判を浴びた。裏金問題に関与した議員の多くが落選。現職大臣2人も議席を失った。公明党も石井啓一代表が落選し、改選前から大きく議席を減らした。

「政権交代こそ最大の政治改革」と訴えた立憲民主党は改選前の98議席から148議席へと大きく議席を伸ばし、国民民主党も同7議席から28議席へと躍進した。共産党は裏金問題の追及で先鋒を担ったが、支持が広がらず10議席から8議席に減らした。野党第2党の日本維新の会も44議席から38議席へと後退した。

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