勉強がデキる人は知っている「25分の法則」 脳科学的に正しい「学習を忘れない」ための技術

ポモドーロ・テクニック
まずは問いから始めよう。あなたは何かを読んで、翌日、その内容をきれいさっぱり忘れたことはあるだろうか。大丈夫、「ある」と答えたのはあなただけじゃない。
心理学者はこれを「忘却曲線」と呼ぶ。一度覚えた情報が忘れられる割合を示す数式だ。
研究によれば、人間は覚えたことの約50%を1時間以内に忘れ、平均で70%を24時間以内に忘れるという。この曲線の上にとどまるのに役立つテクニックを紹介しよう。
研究により、人間は10分から40分たつと自然に集中力が弱まることがわかっている。それ以上作業を続けても集中が途切れだすので、かけた時間に対する見返りは小さくなる。
そこで僕は、「ポモドーロ」というテクニックを使うことをお勧めする。イタリア人のフランチェスコ・シリロが考案した生産性向上術で、「25分間作業、のち5分間休憩」のルーティンが最も生産性を上げるというアイデアをもとにしている。

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