「結婚はコスパが悪い」――。
結婚したがらないソロ男(ソロ活動系男子。定義に関してはコチラを参照)にインタビューすると、結婚しない理由としてこんな回答が多く見られます。ソロ男に限らず、結婚には経済的なデメリットが多いと判断する男たちが大勢いることは確かです。
今回は、結婚しない人々「ソロモン」たちが考える、結婚のメリットとデメリットについて取り上げたいと思います。
国立社会保障・人口問題研究所が実施している「出生動向基本調査」の独身者調査の中には、独身者が考える「結婚の利点」「独身の利点」という質問項目があります。そこから、独身男女の結婚に対する意識の違いについて検証したいと思います。
結婚の利点を「愛する人と暮らせる」とする人は1割!
まずは、結婚の利点のとらえ方を見ていきます。男女とも、「自分の子供や家庭を持てる」を挙げる人が1987年時点からほぼ一貫して増加し続け、2015年には、男性で35.8%、女性で49.8%と、双方ともトップメリットとして挙げています。
一方で、2000年代以降「精神的安らぎの場が得られる」は減少傾向、「愛情を感じている人と暮らせる」に至っては、もはや男女ともに10%台というありさまです。特に、男性にとっては、かつて結婚とは「子供を持てる」よりも「精神的な安らぎの場」という利点がトップだったわけですが、年々その意識が失われている点が気になります。
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