明治、乳酸菌研究から生まれる新商品の数々

ヨーグルトに新たな価値を次々と追加

乳製品売り場の棚を占拠する明治の商品

乳製品の人気が根強い。なかでも乳業大手、明治ホールディングスのプロバイオティクス事業のうち、「プロビオ」ブランドの商品が好調だ。同社は2016年3月期第2四半期決算発表の直前に、営業利益を従来予想から80億円増額した。

スーパーやコンビニの店頭では、青、赤、黄色の三色の乳製品がひときわ目につく。明治の乳製品「LG21」「R-1」「PA-3」がそれだ。食べるタイプとドリンクタイプがあるが、この3つの製品で2016年3月期は前期比で11.8%増の970億円の売り上げを見込んでいる。

「各商品が互いに食い合わずに伸びている。既存ユーザーの購入量が増えているのと同時に、新規ユーザーも獲得できているよい状況」と明治乳製品ユニットヨーグルトマーケティング部マーケティング2グループ長の菊地基泰氏は言う。ヨーグルトなど乳製品は体調管理など健康に気を遣う際にまっさきに上がる食品。そんな認識が土台にあるようだ。

「健康によい」+αの価値を創造

健康ブームの追い風は長く続いているが、明治は2000年の時点から機能性ヨーグルト「明治プロビオヨーグルトLG21」を発売。1971年には日本で初めてプレーンヨーグルトを投入、今でも「ブルガリアヨーグルト」の名で発売される長寿商品も手掛けるなど、ヨーグルト製品では先駆け的な存在だ。

今回、明治のプロビオ事業をリードする3つの製品の根底には、明治独自の乳酸菌研究の蓄積がある。2009年に「R-1」を、そして2015年4月に「PA-3」を投入、製品群に厚みが増した。「乳酸菌を軸にブランドを作り、新たな市場を創出するという方針に沿ったもの」(菊地氏)。特に、LG21からこれまでの乳酸菌技術にプラスアルファできる価値を追加して開発することになった。

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