栄光ホールディングスは株主総会を控え、大株主2社と三つ巴の争いが泥沼化
しかし、そうした栄光HD側の主張に対し、進学会側は「何らかの意図をもった無理なこじつけ」と全面否定。提携解消の背後にある真相はやぶの中にある。
注目が集まるのは、2位株主である増進会の出方だ。進学会の持ち株比率だけでは、株主総会の場で、進学会から取締役2名を派遣するという議案を可決することは不可能。進学会としては、増進会に協力を仰がなければ自社からの取締役派遣提案は通らない。
一方、それを阻止したい栄光HD側は、増進会からの取締役派遣の議案を「会社提案」、進学会からの取締役派遣の議案を「株主提案」と分けて招集通知に記載。増進会側からの取締役派遣のみを認める形にして、大株主2社を分断する構えだ。
栄光HDの株主総会は来る6月27日。総会の場での直接対決は間近に迫っている。
(伊藤 崇浩 =東洋経済オンライン)
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