ソーシャルゲーム健全化に向け経験を生かしたい--カプコン辻本社長に聞くゲーム業界の行く末

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--健全化の問題は、ソーシャルゲームの海外展開で問題になりそうだが。

先程申し上げたように、当社のビーラインブランドは成功しており、ソーシャルゲームの海外展開自体に懐疑的ではない。ソーシャルゲームは日本発のジャンルなので、海外での成功には非常に期待している。

ただ、日本のやり方がそのまま通用するのかは、検証してみなければ分からない。ソーシャルゲームはスマートフォンやアイパッド端末を持っているその人のライフスタイルにも依存する。つまり、日本は通勤、通学時間でのソーシャルゲームユーザーが多いが、アメリカ人は車の運転時間が長いため、長く拘束されるゲームは好まれないという問題がある。

並行して、運営会社は、社会にどう受け入れられるか、落としどころを考えながら進める必要がある。まだ若い業界なので、いい方向に向かうようにわれわれも協力していきたい。


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(二階堂 遼馬 =東洋経済オンライン)

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