築77年「最古のRC公営団地」全国にわずか5棟、建物リノベでよみがえらせた長崎市「魚ん町+」
「もちろん、まだ空き部屋がある状態ですので、まずは入居者を増やすことが目標です。この場所のことを知っていただくためにもイベントなども行いつつ、この『魚ん町+』に共感してくれるプレーヤーを増やすことで、入居者同士の相乗効果で、『魚ん町+コミュニティ』をしっかりと作り上げていきたい。
そして、この場所の雰囲気が好きだよね、というファンも増やして、その人同士が繋がれる場所をつくりたいと思っています」(伊東さん)
新たな取り組みとして、DAO(分散型自律組織・インターネット上で分散的に参加する人々によって成り立つ組織形態)の仕組みを取り入れた「魚ん町+DAO」もスタートしている。「みんなで魚ん町+をもっと楽しい場所にしていくためのオンライン・コミュニティ」として、全国、世界中のどこからでも「魚ん町+」の活用に関わることができるコミュニティだ。
保存でも再開発でもない、第三の選択肢
日本最古級の鉄筋コンクリート造の公営団地という歴史を持ちながら、「魚ん町+」は保存でも再開発でもない、第三の選択肢を静かに示している。建物を壊さず、人を呼び込み、営みを重ねていくことで、街の記憶は更新されていく。
ここで生まれているのは、完成形のまちづくりではなく、関わる人それぞれの「やってみたい」が連なり続ける、進行形の風景。長崎の街角で始まったこの小さな実験は、これからの地域創生のあり方を問いかけている。
取材・文・撮影/中川千代美
SUUMOジャーナルの関連記事
●【【築74年・家賃1万円の団地】占い師・探偵・ブックカフェ店主…大家負担でDIYし放題、部屋も住人もクセが強すぎる! 福岡
●【横須賀】”天空の団地”住民ゼロから5年で大人気物件へ再生。家賃5万円台~サウナ・絶景付き、お店も持てる?! 月見台団地
●【芝園団地】住人6割が外国人。自治会役員&住人に聞いた、ゴミ出し・騒音などトラブル多発を乗り越えた”共生”の工夫 埼玉県川口市
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら


















