中国で「城軌(チョングイ)」と呼ばれる都市部の鉄道や地下鉄の建設投資が縮小し続けている。
業界団体の中国城市軌道交通協会(城軌協会)が3月31日に公表した年次レポートによれば、2025年の投資総額は前年比13.4%減の4114億1600万元(約9兆5400億円)と、5年連続の前年割れを記録した。
また、フィージビリティースタディ(事業化調査)の段階にある新線の建設プロジェクトのうち、25年末時点で(所管当局の)認可を取得済みの投資計画の総額は約3兆4000億元と、24年末時点より14.3%減少した。
(訳注:「城軌」は都市部の通勤・通学などに利用される「城市軌道交通」および近隣都市間を結ぶ「城際軌道交通」の略称)
コストが収入を大幅超過
その背景には、各地の城軌が抱える財務上のサスティナビリティー(持続可能性)の問題がある。
上述のレポートによれば、中国全土の城軌における25年の営業収入は車両走行1キロメートル当たり平均18.07元(約420円)と、前年より1.69元増加した。しかし、同年の営業コストは同35.28元(約820円)と同2.07元増加。コストの総額も増加幅も収入を大きく上回った。
旅客1人当たりの収支で見ても、25年の営業収入が1キロメートル当たり平均0.92元(約21円)だったのに対し、営業コストは同1.63元(約38円)に上り、大幅な赤字に陥っている。




















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