築77年「最古のRC公営団地」全国にわずか5棟、建物リノベでよみがえらせた長崎市「魚ん町+」

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「まだ少しずつではありますが、長崎を好きな人たちで『魚ん町+』を盛り上げていきたいと思っています。共感してくれる方が少しずつ集まり、そこに引き寄せられるように『なんだか楽しそうなことをやっているね』と、自然に人が訪れてくれるようになりました。

ここが長崎の人たちだけの交流の場ではなく、全国の人ともつながれる場所になっていけたら。長崎を旅する人にとっても、この街の奥行きを感じられる、新しい“観光地のような存在”になれたらうれしいですね」(浦川さん)

宿泊施設「retro48」も稼動し、多くの反響を得ている

他にも、219、220号室では、古き良き昭和を再現した宿泊施設「retro48」も稼動しており、当時を懐かしむ日本人から海外からの観光客まで、多くの反響を得ているという。

取材日には、カズオ・イシグロ氏原作の「映画『遠いやまなみの光』公開記念イベント in 魚ん町+」が開催されていた。映画にも登場する長崎の原風景と「旧魚の町団地」とを重ね合わせながら、パネル展やガイド付きツアー、トークショー、マルシェなどで楽しむイベントだ。映画ファンやレトロ建築物ファンをはじめ、多くの来場者でにぎわった。

魚ん町+
足かけ11日間開催されたイベントに、多くの人が訪れた(写真撮影/中川千代美)
魚ん町+
田中さんがガイドとなって、建物の見学ツアーを開催(写真撮影/中川千代美)
魚ん町+
カズオ・イシグロと団地の関係を考察するトークショーも満席に(写真撮影/中川千代美)
魚ん町+
(写真撮影/中川千代美)
魚ん町+
(写真撮影/中川千代美)

長崎市中心部にありながらもメインロードからは見えにくい「長崎の街中の隠れ家」のような立地と環境で、日に日に建物や「居場所」としての雰囲気に惹かれるファンが増えているという「魚ん町+」。伊東さんは、今後の展望を語る。

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