CM王者に何が?「『NO BORDER』の頃はよかった」の声も…日清「麻辣湯」CMが"性的すぎる"と炎上で、浮き彫りになった"ズレ"

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筆者自身は日清食品に限らず「攻めた広告」は嫌いではないし、気に入らないものを過剰に叩く風潮は問題だとも考えている。

だから、これまで日清をはじめとして、広告が炎上した際には擁護をすることも多かった。しかしながら、今回については「やりすぎ」だったと言わざるをえない。

また、最近の日清食品には世の中のトレンドとの“ズレ”が目立ち始めているようにも見える。また、そろそろ軌道修正が必要な時期になっているのではないか――とも考えている。

日清CM
SHIROSEさんが舌を出してカップ麺を舐めるようなシーンは特に物議を醸した(画像:「日清食品」公式サイトより)

最近の「日清CM」は物議を醸すものが多い

日清食品の広告やSNS投稿には“攻めた”ものが多く、SNSでも話題になることが多い。一方で、物議を醸したり、炎上したりすることも少なくない。

ちょうど1年前には「完全メシ」のCM動画にホリエモンこと実業家・堀江貴文さんを起用して批判が巻き起こった。堀江さんのこれまでの言動やイメージから「こんなやつを起用するな」「食欲が失せる」といったものだった。

また2023年にはアンミカさんが「どん兵衛」のCM動画に「どんぎつね」のキャラクターで登場し、堀江さんと同様の炎上が起きている。

ホリエモン 完全メシ
堀江貴文さんが日清「完全メシ」のCMキャラクターに起用された際には批判の声が……(画像:「完全メシ」公式Xより)
どんぎつね アンミカ
日清の「どんぎつね」のキャラクターに扮してCMに登場したアンミカさん(画像:アンミカ公式Instagramより)

ただし、これらはSNSで批判されやすいタレントを起用したことで批判が巻き起こったもので、今回とは事情が異なっている。

他社のケースになるが、25年に起きた東洋水産「赤いきつね」のアニメCMのほうが、今回と類似しているケースと言えるだろう。この動画では、若い女性が自宅で「赤いきつね」を食べる様子が「性的」だとして批判された。

なお、これらの動画はネット限定で、テレビでは放映されていない。実際、テレビCMとしてそのまま放映するのは表現面で支障があるだろうし、放映したところで十分な効果が得られた保証もなかっただろう。ネット限定だからこそ、こうした「攻めた広告」が可能になると言える。

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