《コメ約800kgを船便で輸送》メダルラッシュを食事で支える「日本代表の秘密基地」の裏側 ミシュランシェフ×味の素×JOCの"本気度"
「Power Gyoza DON」の提供は3日に1度のお昼。お昼は選手たちが午前中の練習を終えて、午後に向けた栄養補給のための時間だ。徳吉さん自身も数度、ミラノのサポート拠点で実際に、腕を振るっている。
期間中に約300食を提供、選手たちにも好評で、サポート拠点が選手村から徒歩5分という至近距離であることもあり、「Power Gyoza DON」が出る日を楽しみに毎回通う選手もいるという。
選手たちのサポート拠点は数年前から調査
これらの料理がなぜ選手たちの心をつかむのか。そこには、海外で戦うトップアスリート特有のメンタルとフィジカル両方の事情がある。
オリンピックのような国際大会では、選手たちは競技が近くなると極度の緊張とストレスで食欲が落ちる。これまで調整してきた最高の状態を試合まで維持しなければならないのに、ストレスで胃腸の動きが鈍って、消化がしにくくなる。
「そんなときは選手たちの食欲増進が最も重要です。胃や腸を活性化させ、エネルギーを補充し、また消化にエネルギーを使いすぎない食事が求められます」(味の素の栗原秀文さん)
そんなときに頼りになるのは食べ慣れた料理。今回、サポート拠点を運営する味の素ビクトリープロジェクトでエグゼクティブスペシャリストをつとめる栗原秀文さんは、サポートで最も重要なことは、試合前の選手たちにいかに気持ちをほぐしてもらうかだと語る。
スピードスケートの新濱立也選手と佐々木翔夢選手(写真:ⓒJOC/味の素社)
「選手が来やすく、食べなれたメニューで、必要な栄養素を摂り続けられる環境を最大限の努力で整えたい。このサポート拠点は、選手村からかぎりなく近いという条件で数年前から調査して選んだ場所です。ここには専門の担当者や栄養士も常駐していて、選手たちの希望や質問にいつでもこたえられるようにしています」(栗原さん)



















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