「男女の友情はアリかも」50代女子が抱いた新たな"心境"――箱根日帰り旅で芽生えた「新しい人間関係の可能性」にワクワクの訳

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「箱根に着いたらまず、お昼を食べよう。何食べたい?」

「僕は好き嫌いないですし、何でもいいですよ」

皆さんの食べたいもので、と笑顔で答えるTさん。結局、現地で散策しながらお店を決めようという話になりました。

ロマンスカーに乗る妹と筆者(写真:筆者提供)

寒いのにソフトクリーム

新宿駅を出て1時間半ほどで箱根湯本駅に到着しました。人と話していて、それが心地いいと、あっという間に時間は経ちます。

「あ、Mいる」

改札には関西から来て箱根の近く、小田原に前泊していたMの姿がありました。内側に頭と耳を覆うファーがついた帽子、雪用のブーツを履いています。

「カイロもあるし、防寒はバッチリよ。あ、Mです。初めまして」

4人顔を合わせて軽くあいさつを交わしたあと、連れ立って駅を出て、大通りを歩き出しました。大人のあいさつは、あっさりしているのがいいんです。必要最小限の情報交換は、これからゆっくりすることになります。

「よさそうな店があったら入ろう」

と、私たちは土産物屋や飲食店が並ぶ観光地然とした街並みを眺めながら、そぞろ歩きしました。店頭で湯気を立てる温泉まんじゅうに気を取られたり、寒いのにソフトクリームの看板に吸い寄せられそうになったり。

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