自分らしさ、というのは単な自己満足では本来ないはずだ。もっというと、個性とか自分らしさと言いながら、「その他大勢」の一部になってしまっている人も多い。
「キャリア上の個性」とは何か
ところで「キャリア上の個性」とは何だろうか?一流大学を卒業し、東証プライム上場企業に就職。社内のエリートコースを歩んで、その後海外の有名ビジネススクールを卒業……そんな経歴は個性と言えるだろうか?
答えは否、である。
そのようなキャリアコースを歩んでいる人が多くいる以上、それは単なる「量産型エリート」であり、成功するためのレールや方程式として過去の誰かが打ち立てた軌跡の“コピー”でしかない。
もちろん、そういった軌跡が“成功しているビジネスパーソンの姿”として捉えられている一面はあるのだとは思う。ただ、その背景にこだわりや個性は存在しないということだ。下手をすれば、努力はしてきたが周りにも同じような人は沢山いた、ということにもなりかねない。
その昔、ビジネスパーソンの間で「猫も杓子もMBA」というか「とりあえず行っておく」みたいな風潮があった。もちろん、目的があってMBA取得をして、その後きちんとキャリア上の成長として活用している人はいる。
ただその一方で、MBAを取得すること自体を「差別化」と考えてしまい、MBA前後におけるキャリア戦略もビジョンもないまま、手軽な国内MBAや、海外のトップティアではないスクールに行く人が多く存在したことも事実だ。
その結果、MBA取得後はどんどん給料が上がるどころか、下がったり変わらなかったりして、初期投資コスト(つまり学費)の回収に四苦八苦する、なんてケースもあったものだ。卒業はしたけど就職浪人状態、という人もいたくらいだ。
前者の「MBAをうまくキャリアアップにつなげられた人たち」は、きちんとしたビジョンの下で、「なぜ行くのか」「何を学ぶのか」そして「どう活かすのか」などをしっかり考え、何よりMBAは、キャリアを激変させてくれる魔法の杖ではなく、成功のためのワンピースでしかないことを理解していた人たちだ。


















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