「大坂なおみとは何が違った?」アメリカ生まれの"モデル金メダリスト"アイリーン・グー、中国に国籍変更で非難殺到したワケ

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アイリーン・グー 谷愛凌
ミラノ・コルティナ五輪のスキー女子スロープスタイル予選に登場したアイリーン・グー(谷愛凌)(写真:新華社/アフロ)

現在開催中のミラノ・コルティナ2026冬季五輪。そこで今、世界中から熱い視線を浴びている選手の1人が、中国代表のアイリーン・グー(谷愛凌)だ。

22年北京冬季五輪の金メダリストであり、スタンフォード大生、さらにはルイ・ヴィトンなどの超一流ブランドのモデルという「三足のわらじ」を履く彼女。今大会でも早速1種目で銀メダルを獲得した(2月9日時点)。

主要メディアによると、年収は35億円程度と今大会に出場している全アスリートの中で、最も収入の高い選手と報じられている。

しかし、その輝きの一方で、彼女は米中対立の真っ只中に立たされ、数々の批判・中傷も浴びてきた。

アイリーン・グーは母親が中国人、父親がアメリカ人というミックスのアイデンティティを持つ。そして彼女がアメリカではなく中国代表として競技に出ることを選んだとき、その反響は瞬く間にスポーツの枠を越えて広がり、全米メディアの話題の中心になった。

名の売れた実力あるアスリートの国籍選択は、時に、国家への「忠誠心」を問う国民投票のような意味を持つことがある。

保守系ニュースは「裏切り」と評す

アメリカメディアの反応は、大きく二つの陣営に分かれた。片方の保守系ケーブルニュース、特にフォックス・ニュース(Fox News)などは、彼女の選択を「裏切り」と評した。

22年の北京冬季五輪の際、コメンテーターたちは彼女を「恩知らず」と言った。彼らの主張は、彼女を「国家の資産」とみなす考えに基づいている。

つまり、アメリカがコーチや練習施設、競技インフラを提供したにもかかわらず、グーはその「アメリカ製」の成果を戦略的ライバルである中国に「手渡した」という論理だ。

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