【ミラノ・コルティナ五輪】開催前には「全然盛り上がってないよねー」と言って盛り上がった…イタリア現地のリアル
特に一番“盛り上がっていた“のは、アメリカ・ミネアポリスで市民2人を殺害して批判の渦を巻き起こしたICE(移民・関税執行局)が、なぜかアメリカチームの警備担当としてイタリアにやってくるというニュースだった。それに反対する声がミラノを中心に盛り上がっていて、ミラノでは大きなデモが何回も行われた。
だがそれらのニュースは報道であって、オリンピックを盛り上げるためのプロモーションではない。日本のように、何カ月も前から国民全員一丸となってオリンピックを盛り上げましょう!というような動きはイタリアでは起きなかった。
いったん競技が始まれば、イタリア人だってそれなりに盛り上がる。いや、2年前のパリオリンピックでは、競技によってはテレビ視聴率50%をたたき出したというデータがあるから、ある意味、日本よりも盛り上がっていたとも言える。ちなみにイタリアではパリと時差なくテレビ放送を見ることができる、というのも高視聴率の一因だそうだ。
だがイタリアの若者は、なんにせよオリンピックにあまり興味がないのか、SNSやネット上での視聴状況は本国のフランスに比べると10位以内にも入っていなかったというデータがある。
日本とイタリアの違いは?
このように、開催何カ月も前から盛り上がる日本とはまったく様子が違うイタリア。この違いはいったい、なんなのだろうか?
その1番の理由かもしれない、と私が思うのが「イタリア人は驚くほど用心深い」ということだ。陽気で、ちょっとだらしなくていいかげん、そんなイメージを持たれることが多いイタリア人だが、実はそれはほんの一面で、彼らはとても用心深く心配性だ。昔、こんなことがあった。


















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