介護スタッフを小突く、夜間に歩きまわる…家族もつらい「認知症の行動・心理症状」を和らげる新薬への期待【専門医を取材】

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認知症の「行動・心理症状」につらい思いをしている家族も多いでしょう(写真:hellohello/PIXTA)

65歳以上の5人に1人、約700万人が罹患しているといわれる認知症。

記憶や認知機能の低下だけでなく、怒りっぽくなったり、暴言を吐いたり、暴力を振るったりするようになることも。そうなれば、本人はもちろん、家族や周囲の人々もつらくなる。

そんな症状に対し、これまではパーソン・センタード・ケアなどの非薬物療法、あるいは漢方薬による治療が行われていたが、2024年9月からは新たな抗精神病薬が保険適用となった。どんな薬なのか、効き具合はどうか。重度の認知症の人を数多く診ている、たかせクリニック(東京都大田区)の髙瀬義昌理事長に聞いた。

包丁を振り回す患者を診る

たかせクリニックではこれまで、包丁を振り回す、救急車を何度も呼ぶ、夜中に家族にくり返し電話をかける、尿をペットボトルに入れて並べる……など、認知症の記憶障害以外で問題が起きている患者の家族、あるいはかかりつけ医から相談が持ち込まれ、その都度、新規患者として受け入れるなどして、対応してきた。

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