押すより確実!乱れた自律神経を整える「ツボ回し」の極意――不調の原因はおなかにあった?めぐりをよくして健康になるためのコツ
優先すべきは「気・血・水」のめぐりを良くすること。それが、自律神経を整えて健康になるための秘訣です。
東洋医学では、ストレスごとに「溜まり場」があると考えられています。例えば……。
・喜び → 心臓に溜まる (例)興奮し過ぎると心臓がバクバクに
・心配事 → 胃に溜まる (例)悩み過ぎで胃が痛くなる
・悲しみ → 肺に溜まる (例)悲しみで胸(肺)が痛くなる
・恐れ → 腎臓に溜まる(例)緊張(≒恐れ)でトイレが近くなる
こういったストレスを内臓で表す慣用句は、ほかにも身近に多くあります。例えば、息をのむ(興奮)・胸がざわつく(不穏)といったストレスは心臓や肺に溜まり、腹が立つ(怒り)、肝を冷やす(恐怖)、おなかが張る(緊張)といったストレスは、肝臓や腎臓に蓄積されると考えます。
いずれのケースも、ストレスが内臓に溜まっている状態で、放置すればやがて体にも症状が現れます。
なぜなら、臓器や筋肉を活性化し、血や水をめぐらせるエネルギーである「気」が、一部の内臓に集中して詰まり、そのめぐりが滞ってしまうからです。
内臓がストレスにさらされると、その調整役である自律神経にも負担がかかります。その証拠に、先述したようなストレスのどれか1つが強いだけでも、眠りが浅くなるのが想像できるでしょう。
それは、自律神経が乱れるからなのです。
ストレスは目に見える?
ストレスは目に見えないものと思われがちですが、実は少し違います。おなかを触って硬くなっているなら、それはストレスが目に見える形で蓄積しているサインです。
そのため、漢方にも整体にも「腹診(ふくしん)」といって、おなかの決まった場所を順番に押していき、そのハリ具合によって内臓疲労を読み解く技術があります。昔は、内科や小児科のお医者さんもよくやってくれました。
また、「腸もみ」や「チネイザン」など、おなかをやわらかくするための特別な技術があって、それらを受けた人の内臓の不調が和らぐだけでなく、さまざまなストレスが軽くなることも珍しくありません。
したがって、私たちの「めぐり」を悪化させる最大の原因こそが、この内臓(おなか)の疲れや不調にある、というわけです。


















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