「所有権放棄で保健所に持ち込み→殺処分も…」飼い主亡き後の「猫」の深刻すぎる問題 月480円で解決に挑むネコリパブリック
いつまでも猫と暮らしたい……猫好きなら誰でもそう考えるだろう。一方で、老後を意識すれば、自分が病気になったら、施設に入ったら、死んでしまったら、という可能性も視野に入ってくる。いま猫を飼っている人なら「そのとき」が心配だし、飼っていない人なら、猫との暮らしを諦めることが多いのではないだろうか。
実際、今の日本で老後も猫と暮らせる可能性はどれだけあるのだろう。
どこで出会えるか?
まず高齢者が猫を飼いたいと思った場合、猫探しのハードルが一段上がる。保護猫施設・団体から譲渡してもらおうとすると、60歳以上の場合は後継者が必要になる場合が多い。猫の一生は長ければ20年以上にもなるので、終生飼育できるかどうかという観点から見れば当然だろう。
ただ、大人の猫なら譲渡対象になるなど、相談に応じているところも増えている。NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道では、譲渡でなく預かる形で猫と暮らせる「永年預かり制度」を設けている。そのほか、猫と出会うルートとしてはペットショップ、知人からの譲渡、捨て猫に出会う、などもある。
とはいえ、高齢者に限らず、まさかの事態は誰にでも起こりうる。飼えなくなった場合どんな解決策があるのか。飼えなくなった場合の猫の行き先を含めて仕組みを設けている団体もある。
例えば、2008年設立で1万匹以上の譲渡実績があるNPO法人東京キャットガーディアンの「ねこのゆめ〜成猫のお引き取りと再譲渡事業〜」、ネコリパブリック(以下、ネコリパ)の「猫生たすけあい制度」など、さまざまな取り組みが出てきている。
飼い続けるという選択肢もある。「みんなの介護」によると、全国には500件以上のペット可施設があり、料金の平均は入居一時金525.4万円、月額利用料20.6万円となっている(26年1月27日時点)。ペットと暮らせる特別養護老人ホームとして、神奈川県横須賀市の「さくらの里山科」が有名だ。また熊本県にも21年に地域密着型特別養護老人ホーム「音ねの森」が開設している。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら