無理が利かなくなる前に心の負担を軽くする技術――義務感は捨ててOK。人気産婦人科医・高尾美穂さんの「家事を手放す」方法

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食事のバリエーションを徐々に増やしていくのです。忙しい日はお弁当や宅配食を利用するとか、外食を夫婦で楽しむのもいいと思います。

留守にするときもチャンス。夫が自分で食事の準備ができるよう誘導するのです。「ご飯は炊飯器に保温されています。みそ汁は鍋に、おかずは冷蔵庫にあるので、チンして食べてね」と伝えておき、「自分でやるモード」にもっていくのです。

また、買い物にいっしょに行って荷物をもってもらったり、ゴミ出しをやってもらうのも、家事の役割分担をするよい機会になります。

頼むときのコツは、例えば腰が痛いことを理由にして、「動けないからやってくれないかしら」などとお願いすること。「ありがとう。助かるわ」のお礼も忘れずに伝えます。

妻が無理をして全部やっていると、いつまで経っても夫は変わることができません。妻も変わる努力が必要です。これは、夫にとっても幸せな今後につながります。うしろめたさを感じる必要はありません。

あきらめずに意見を伝えていく

もしも夫が自分の考えを変えようとは思っていないと感じても、あきめないで。「私はこう願っています」ということを徐々に伝えていきましょう。

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その1つの方法として、夫婦でテレビのニュースを見て、話をするのはいかがでしょうか。

「こういう意見があってもおかしくないわよね」と話をふって、世の中にはいろいろな考えがあることから話し始めると、自分の意見もいいやすくなります。

難しい話でなくてもいいのです。公園にいた犬や猫の話や、町で見た若い人のファッションの話などをしてみると、家の中から外へと話題が広がります。

夫が暇をもて余しているようなら、ボランティアや地域のサークルへの参加をすすめてみましょう。家の外で世代の違う人から新しい刺激を受けることで、妻に対する見方が変わることもあります。

要は、妻はもっとも近くにいて、昔も今も、将来も、夫の自分を支えてくれる大切な存在だとはっきり認識してもらうこと。そうすれば、少しずつ関係性も変わっていくと思います。

高尾 美穂 医学博士・産婦人科専門医

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たかお みほ / Miho Takao

医学博士・産婦人科専門医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。イーク表参道副院長。ヨガ指導者。著書に『いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】』(世界文化社)、『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』( 講談社) など。NHK「あさイチ」などメディア出演多数。トレードマークのヘアスタイルは絵本の「タンタン」がモチーフ。

撮影:安部まゆみ

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