悔しいほど伸びていく人の「独学術」ベスト3 読書や講演通いは、こうすれば成果に変わる

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たとえば、2008年のページのメモには、「~~に書いてあった、~~から聞いた、という報告をしてはダメ! 責任がない!」と書いています。今となってみれば、本で読んだのか、誰から聞いたのかも忘れてしまったのですが、それを何回も読みなおし、自分に言い聞かせてきました。今では自分のチームのメンバーにこのことを伝え、実践させています。

ノートを見直し、再度やることが大切

ときどき、この「自分ノート」を読みなおすと、忘れていることもありますし、身についていないこともあります。すでに身についていて意識せずとも実践できているものもあります。いろいろな気づきもあり、もし身についてないことがあったら、再度またやってみるのです。

それを繰り返すことで、このノートに詰め込んだエッセンスを学びなおし、身につけることができるのです。なお、MOLESKINEにしている理由は、ハードカバーであることがいちばんの理由です。通勤電車の中でも書くことができるし、小さいサイズのものにしているのでつねにカバンに入れておいても邪魔になりません。スーツの胸の内ポケットにも入るのも便利です。

この「自分ノート」は、もう10年ほど書いていて、これまでで数冊になっています。古いノートもときどき、カバンにいれて、通勤中にざっと読み返して自分の振り返りとスキルの再整理をしています。

今回は、ビジネス書やセミナーで学んだインプットを身につける3つの方法を紹介しました。

ポイントは、

・インプットの幅をあまり広げすぎないこと
・インプットしたものをまずは愚直に使ってトレーニングすること
・繰り返しインプットすること

 

です。こうすれば、読書や勉強したことの吸収度がぐっと上がるはずです。

私が実践している仕事術はブログでも紹介しています。ぜひご覧ください。

木部 智之 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社ディレクター

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きべ・ともゆき / Tomoyuki Kibe

横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了後、2002年に日本IBMに入社。数々の炎上プロジェクトの火を消し、エグゼクティブ・プロジェクト・マネージャーに。2018年よりパナソニックのソリューションビジネスの立ち上げに従事し、パナソニック コネクトのカンパニー役員を務めた。これまで、大小様々な組織やチームをリード。人材育成、リーダー育成にも力を入れており、社内外でビジネススキルやリーダーシップに関する研修やセミナーを実施。著書に、『入社1年目のビジネススキル大全』(三笠書房)、『プロジェクトのトラブル解決大全』(KADOKAWA)、『超速PC仕事術』(東洋経済新報社)など。

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