「26年の日本株の強気は不変」でも、年初からの上昇は早すぎて「止まれ」の「赤信号」が点灯、買いは再び「青信号」になるまで少し待つべきだ
また、日経平均5万2000円の攻防から一気に5万4000円の攻防へステージを上げたが、この攻防ライン5万4000円自体が、25日移動平均からの乖離率+5.48%(1月16日)という、チャート理論から言うと「高値警戒感」ゾーンに位置する。
ここまで上昇すると、買い方が不利な戦いだが、それでも先週後半の下値は5万3700円程度までという強さを見せた。先物の値動きを見ていると、19日の日経平均は5万3700円を下回って始まりそうだが、昨年10月の4万4000円台から5万2411円の史上最高値更新(当時)までの上昇相場でも、押し目は25日移動平均線からの乖離率+2.94%までであるものの、上の乖離率は+8.94%までであった。
日経平均年前半5万6000円予想不変、強いTOPIXも継続
逆に言えば、記録に残るような上昇相場でも、+2.94%~+8.94%のゾーンだったわけで、現在の攻防戦における+5.48%の水準は、極めて難しいタイミングだ。今後はこの25日移動平均線との乖離率を見ながらの展開が予想される。
ただ、投資家は赤信号のときは待つべきだが、赤信号は待っていれば青に変わる。待っていれば、移動平均線自体が時間とともに追いついてくるので、乖離率は低下する。株価が極端に下がる必要はない。つまり、目先、調整場面はあっても攻防ラインは徐々に上がって行くと見る。筆者が以前から予想している年前半(おそらく5月)の日経平均5万6000円目標も変わらない。
それでも、昨年10月に史上最高値をつけて以降、日経平均の大幅な下げは何度もあり、この新春相場まで最高値を抜くことはできなかった。しかし、そこへいくとTOPIX(東証株価指数)は昨年10月も、日経平均を尻目に10日後には高値を抜き、その後も「押し」と言えるようなはっきりとした下げ局面はなかった。
これは銀行株を中心に、すそ野の広いセクターが底堅く推移したため、相場全体の資金フローをより素直に反映し、押し目らしい押し目が生まれにくかったためだ。この傾向は今後も続くと予想する。詳しくは「2026年の日本株はTOPIXが日経平均より優位になる」(昨年12月22日配信)を見て頂きたい。
AIが産業に及ぼす影響はこれからも続くので、調整局面でも資金が抜けにくい。結果として、AIは単なるテーマではなく、市場の構造的な投資対象として定着して行く。新年に入って上場来高値を更新した東京エレクトロンがそれを象徴している。


















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