高級ホテル、お客様、一休の三方よしのビジネスモデル--森正文・一休社長(第1回)

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--14億7700万円という最高益を記録した07年以降、10年まで伸び悩んでいた理由は何ですか。

テレビCMなども打ちましたが、伸び悩んだ最大の理由はリニューアルのためのシステム投資ですね。ネットの世界は変化のスピードが速いので投資を続けなければいけない。ネットの主役はいつの間にかパソコンからケータイに変わり、今ではスマートフォンが出てきました。

ネットの厳しさイコール戦場が変化していくこと。ゲームをやっていると、山に登ったと思ったら海に潜るシーンになったり雪の中で戦うことになったりしますよね。あれと同じで戦場がどんどん変化していくんです。それに伴い投資をし続けなければいけないのが大変です。
 
 投資によっていったん減益となり、これから伸びようと思っていたところで東日本大震災が起きてしまいましたが、それでも何とかしのぎつつ11年は増益基調となりました。これからさらにググッと伸ばそうと思っているところです。

--そもそもネットは好きだったんですか。

とりたててネットが好きだったわけではありません。友達に「ワープロも打てないおまえがネットベンチャーの社長?」と言われますよ。もちろん今はパソコンを使えますよ。スマホでメールは打てませんが(笑)。


もり・まさぶみ
 1962年東京都生まれ。上智大学法学部卒業後、日本生命に入社。運用部門に所属。98年5月日本生命を退社。同年7月株式会社一休を設立し、代表取締役社長に就任。2000年に立ち上げた高級ホテル・高級旅館宿泊予約サイト「一休.com」は、会員263万人(12年3月末時点)にまで成長。(撮影:梅谷秀司)

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