中国共産党がいちばん気にしていること
――前回、「日本はアメリカべったり」のままでいいのか、というご指摘がありました。
そうお聞きして、ますます気になってくるのが中国の存在です。
武居さんの本の中でも、「経済成長には政治力も重要であること」、また、その点で、中国は非常にうまく策を講じたと書かれています。
そうですね。中国には民主的な選挙がありません。だからこそ中国共産党は、実は国民の目をすごく気にしているのです。
――国民の審判を問う選挙がないのに、ですか?
選挙が機能していれば「国民に選ばれる」ことが正当性の根拠になります。政治家は、選挙で選ばれたという背景があるからこそ、自分たちの政策を進められるのです。
しかし、選挙がないとなると、国民を満足させて支持を得ることでしか、共産党政権の正当性を維持できない。
1970年代後半に改革開放政策を打ち出してから、中国共産党が政治力を駆使して目覚ましい経済成長を実現してきたのも、「国民生活を豊かにすること」が政権維持の必須条件だからです。



















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