近くて遠い「大阪の世界遺産」全貌を拝む過酷条件 世界遺産を"上空100m"から拝む「絶景バルーン搭乗記」…のはずが、まさかの「不搭乗」ルポ

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夕方、ネットで翌日の運行状況を確認したが、まだ予定が出ておらず、天気が回復するという予報を信じて翌朝を迎えた。翌月曜は多少雲があるものの気持ちの良い晴天となった。堺市の地上の風もウェブで得た情報では3~4m程度なので現地へ向かったが、何と途中で運行情報が更新され、この日も強風のために運行中止となってしまった。

おおさか堺バルーン ホームページのトップ
ホームページのトップに運行状況が表示されている。1月10日は運休だったようだ(画像:おおさか堺バルーンのHPより)
堺バルーンの乗り場
堺バルーンの乗り場。この日は運行中止で誰もいなかった(筆者撮影)

それでもこの日は大仙公園の中にあるバルーン乗り場まで行き、今にも飛び立つ準備ができているように見える気球を間近に見て、再度運行中止を確認、代わりに古墳群のビジターセンターに立ち寄って後ろ髪を引かれながら公園を後にした。1泊2日では搭乗がかなわなかったのである。

気球の仕組みは?

なお、気球はフランス・エアロフィル社製で直径23m、間近で見るととても大きく見える。このバルーンは完全に地上から離れて飛ぶ熱気球ではなく、ヘリウムの浮力で上昇するが、ワイヤで地上と結ばれており、下降の際は電動ウインチで気球そのものを引っ張って降ろすという仕組みである。

このように、予約と天候という2つのハードルが立ちはだかっているため、特に筆者のように遠方からの希望者にとっては、搭乗へのハードルはかなり高いように感じた。なお、予約なしでも余裕があれば搭乗可能だが、予約者が優先され、日によっては予約なしでは乗れないこともあるので、確実な搭乗には予約は必須である。

集客そのものは好調で、10月4日の開始から(ただし初日は天候の関係で運休)1カ月で、運行休止が10日間ほどあったものの、およそ5400人が搭乗しているという。運行率は6~7割なので、2日続けて乗れなかった筆者は運がなかったということになろう。

搭乗者の住所はほぼ半数が地元の堺市、さらに大阪府や近畿地方を加えると9割に達し、筆者のような近畿圏以外からの利用者は10%程度とのことである。限られた日程で来ていると、天気が悪くて運行中止だからもう1泊というのも、なかなかむつかしいだろう。

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