戦場では「前方」と「後方」に優劣はない…元・陸自幹部が【縁の下の力持ち】を評価すべしと説く納得感
「縁の下の力持ち」を"見えない存在"にしてしまってはいけないという(写真:Josiah/PIXTA)
総務や経理、人事に広報といったバックオフィスの業務は、数字を扱う営業に比べて日陰の存在だととらえられがちですが、元・陸上自衛隊幹部の有薗光代氏によれば、じつはそうした部門こそ「組織の動脈を支える戦略的な存在」なのだそうです。
そんな有薗氏が米陸軍工兵学校への留学で気づいた「縁の下の力持ち」の本当の意義とはどこにあるのでしょうか。同氏の著書『セルフスターター 自分で自分を動かすスキル 米陸軍工兵学校で学んだ仕事と人生で大切なこと』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
「縁の下の力持ち」では終わらない
私たちは、「縁の下の力持ち」という言葉に、美徳や謙遜の響きを感じます。けれども、その美徳が行きすぎると、支える人を「見えない存在」にしてしまうことがあります。
工兵の任務は、穴掘り、地雷処理、橋架け、道路の建設。戦車や戦闘機のような派手さはなく、仲間のために泥にまみれて進む。昔は資材や時間が足りないとき、工兵自身が川に入り、仲間を渡すための「足場」となることもありました。
必要であれば体ごと現場を支える。それが「戦うドカタ」としての誇りだと私は信じていました。
だからこそ、米陸軍工兵学校の門をくぐったとき、衝撃を受けました。
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