今年は薬代も上がる!?負担増の理由と医療費対策の"正解"――政府・与党が方針固める「OTC類似薬」の上乗せなど2つの制度について薬剤師が解説

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一方で、詳細は記事を作成している26年1月8日時点では未定ですが、第209回社会保障審議会医療保険部会の資料によると、配慮が必要な人(特別の料金を求めない人)として、以下のケースが上がっています。

①子ども、②がん患者や難病患者など配慮が必要な慢性疾患を抱えている人、③低所得者、④入院患者、⑤医師が対象医薬品の長期使用が医療上必要と考える人など

今後の議論によりますが、見方を変えると、前述の①~⑤にあてはまらない人は薬代の負担が増える可能性がありそうです。

対象となる「OTC類似薬」

現時点で特別の料金の対象となる見込みのOTC類似薬は77成分、約1100品目。対象となる症状は「鼻炎(内服・点鼻)」「胃痛・胸やけ」「便秘」「解熱・痛み止め」「風邪症状全般」「腰痛・肩こり(外用)」「水虫」「殺菌・消毒」「口内炎」「おでき・ふきでもの」「皮膚のかゆみ・乾燥肌」などです。

気になる具体的な薬剤名も社会保障審議会医療保険部会が公表している薬剤名一覧表に示されています。このなかから、筆者が薬局で触れる機会が比較的多い、身近な薬をピックアップしてみました。

なお、資料には投与法や剤型が記載されていません。そのため商品名の欄には該当する薬の成分のうち、代表的な先発品の名前を、薬価、特別の料金の欄には26年1月時点での値を記載しました。

資料より筆者作成。特別の料金は薬価の4分の1とし、小数第2位を四捨五入
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