なぜなら、言語学習の最終目的である「コミュニケーション」を図る上では、そもそも単語力がないと効率的な会話が成り立たないからだ。全てを「あれ、それ」で済ますわけにはいかないから、「単語を多く知っていること」=「コミュニケーションの効率化」につながるということだ。
いずれにせよ、語学学習のファーストステップである単語については、根気よく反復練習をしていかに多くの単語を覚えるかが大切な側面があるということだ。だからこそ、繰り返し書いて覚える、繰り返し声に出して覚える、といった暗記アプローチが通用する。
学習のフェーズによってアプローチを変える
一方で、文章化において大切なことは「形や仕組みを理解すること」であり、「文章そのもの」を暗記することではない。なぜなら文章化や会話においては、知っている単語をどうやって組み合わせて意味ある文章にするかが大事なのであり、特定の文章そのものを暗記してその文章しか話せないといった状態を作るのはナンセンスだからだ。
形や仕組みを理解することで、それをベースに知っている単語に置き換えたりするという、応用や工夫が大事なフェーズなのだ。This is a pen「そのもの」を覚えたところで何の意味もないし、そもそも通常会話で出てくる文章ではない、と言えば分かりやすいだろうか。
だからこそ、このフェーズにおいては例文の暗記ではなく、形や仕組みを理解して知っている単語に置き換える、という練習を習慣化することが大事になる。
同じく冒頭で出てきた国家資格の試験、簿記や会計の勉強などはどうだろう。結論から先に言うと、ここで大事なのは「全体感の把握」であり、「“動き”を想像できるか」であると思われる。
例えば、仕訳そのものを単複練習するのではなく、P/LやC/F上の動きとバランスシートへのインパクトを「連動した動き」として意識しながらやるとか、バランスシートにおける左右の関係(知識のない方にもご理解いただけるように、あえて貸借などの言葉は使いません)や双方における上下の関係をイメージしつつ、動きを想像して全体感を把握しながら勉強するとより実感を持って覚えやすい、ということだ。



















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