「2025年中にキリスト再臨なし」に賭けた投資家は年5.5%のリターンを獲得、予測市場のポリマーケットで話題を呼んだ風変わりな賭け
このキリスト再臨を巡る賭けは議論の的にもなった。ある利用者は、税金対策の損失計上目的ではないかと推測。また「これまで見た中で最もばかげた市場だ」と評する人もいた。
ワシントン・アンド・リー大学の法科大学院のメリンダ・ロス准教授は、「このような市場は注意をそらす存在だ」と指摘。「洞察や有益な情報を提供する本来の予測市場の価値を損なう」と述べた。
ポリマーケットの担当者からはコメントを得られていない。
由緒ある歴史
もっとも、宗教的事象に確率を当てはめる行為には由緒ある歴史がある。確率論の先駆者である17世紀の数学者ブレーズ・パスカルは、神を信じることの合理性を利得計算で説明したことで知られる。いわゆる「パスカルの賭け」だ。
キリスト教徒は長年、救世主の再臨を待ち望んできた。差し迫っていると主張する宗派や予言者もあった。福音書ではキリスト自身が再臨を予言しているが、その時期については自らも知らないと戒めている。
この契約では、キリストが再臨したかどうかをポリマーケットがどう判断するのかについて明確ではなかった。「信頼できる情報源の合意が判定基準になる」とされていたが、それでもポリマーケットは1月1日付で「しない」側の勝利を即座に確定させた。
現在、賭けの対象は26年末までにキリストが再臨するかどうかに移っている。ポリマーケット参加者は現時点で確率を2%と見積もっており、「する」に賭けて的中した場合のリターンは5700%超に達する。
著者:Isabelle Lee、Denitsa Tsekova
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら