中国西安で118mの高層ビルが一瞬で消えた 1.4トンの爆薬を使用、中国最大のビル爆破

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中国北西部陝西省西安で11月15日午前、高さ118メートルのビルが約13秒で取り壊された。

ビルは27階建であり、計画通り北方へ倒壊し、周辺に設けられた防護ネットは無傷のまま残った。

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「オペレーションはきわめてうまくいきました。1つには、ビルが正しい方向へ倒壊しましたし、また、別の点としてはビルが低い高度で崩れ、完全に爆破されました。取り壊しの騒音と震動いずれも制御範囲内でした」と、取り壊しの専門家であり、西安交通大学の教授であるZhao Fuxing氏が語った。

「ビルからたった7メートルの位置に一軒のバーがあるのですが、全く影響がありませんでした。そのバーには落石の1つすらありませんでした。このオペレーションにはとても満足しています。うまくいきました」とZhao氏は言う。

これは中国で最大の爆破によるビルの取り壊しであり、1.4トンの爆薬が使用された。爆破担当者はその取り壊しによる建設廃棄物が24万平方メートルにわたって拡がり、取り除くのには70日を要すると試算していた。

ハイテク産業開発地域にある、この総床面積3万7000平方メートルのビルは使用されていなかった。廃材が除去されたあとの用地は、複合商業施設として利用される予定である。

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