パリ同時攻撃は「難民受け入れ」が一因だった 実行犯にギリシャ経由で入国した「難民」も
ウィーンでのシリアの和平会議の後で、ジョン・ケリー米国国務長官はこう話した。「我々は中世と現代のファシズムといえるものを同時に目撃している」。
犯行声明の後、イスラム国は、その襲撃はフランスの軍事作戦に対する反応だったと述べた。
日付のないビデオも公開されたが、その中で、あごひげを生やした兵士がアラビア語でこう警告した。「お前たちが爆撃を続ける限り、平和に生活することはできない。市場に行く時でさえ恐怖を感じることになるだろう。」
パリの検察官は、129人が殺害され、352人が負傷、内99人はは重体だと述べた。襲撃者6人は自爆し、1人は警官に撃たれた。8人目の襲撃者がいた可能性もあるが、これは未確認だ。
身内や友人は、金曜日の晩から行方不明で、バタクランコンサートホールに行ったと思われる人たちを探しパリの病院間を探し回った。苦悩に満ちた親近者の中には、確認された死亡者の中にも、病院で登録された負傷者の中にも身内を確認できないと言う人たちもいた。
非常事態を宣言
オランド大統領は、犯人の逃亡や新たな襲撃者の入国を阻止するため非常事態体制の一部として、出入国制限を一時的に再実行した。
地方のスポーツイベントは中止され、店舗は閉められ、ロックバンドU2はコンサートをキャンセルした。学校、大学、自治体の建物は開いている。
しかしフランスは、月末のパリでの地球温暖化サミットは強化された警備の中で開催される予定だと声明した。
救急サービスが動員され、警官の休暇はキャンセルされ、1,500人の増援部隊がパリ地域に召集され、病院は被害者に対応するためスタッフを呼び戻した。
爆弾が爆発したときスタッド・ド・フランスにいた若い男性シルベストルさんは、金属性のボルトが直撃したが、耳に当てていた携帯電話に当たり、そのおかげで助かったと言った。